野菜の育て方

【初心者でも簡単】ブロッコリー(春・秋植え)の育て方!種まき・水やり・防虫など栽培のコツを紹介

お弁当には定番のブロッコリー!!

クセがなくて食べやすく、色々な料理や添え野菜としても重宝する野菜のひとつです。

ゆでたてのブロッコリーにマヨネーズ、それだけでも美味しいですよね♪

とれたてのブロッコリーにはとれたてでしか味わえない甘さや、食感を楽しむことができます。

一度食べてしまうと、病みつきな味になりますよ♪

ことさん
ことさん

「ブロッコリーはビタミンCの爆弾!」とも言われるくらい栄養価の高い野菜です。

また抗酸化作用や、抗がん成分も含んでいて本当に素晴らしい野菜です!

アンチエイジング・美肌の神さまみたいですね♪

でも、ブロッコリーって育てかた難しそうだし、初心者でも作れるの?

それに色々な害虫もつきやすいみたいだし・・・

確かにブロッコリーは害虫がつきやすい野菜で、アブラムシ・アオムシがよくつきます(汗)

そんな心配が多いブロッコリーですが、栽培のコツと、しっかりとした防虫の仕方さえつかめば、初心者のあなたでも簡単に作れますよ!

上手に育てれば、とれたてのすごく美味しいブロッコリーがあなたを待ってます!!

では早速、 ブロッコリーの育てかたと栽培のコツ

  • 栽培の時期
  • 土作りや連作障害について
  • ブロッコリーの防虫対策
  • おすすめな品種と種まきの仕方
  • 栽培法と育て方のポイント
  • ブロッコリー収穫方法

に分けて説明していきたいと思います。

年間で約40種類の野菜を作り、家庭菜園歴12年の知識と経験から、初心者のあなたでもわかりやすく説明していきますね^^

美味しいブロッコリーを食べて、綺麗なお肌と若さを手に入れましょう!!

ブロッコリーの栽培の特徴とコツ

ブロッコリーの栽培の特徴とコツをつかめば、初心者でも簡単に作ることができますよ♪

ブロッコリーの栽培の特徴
  • 栽培難易度:★★★☆☆
  • 分類:アブラナ科
  • 種まき時期:冬春まき2月〜3月 夏まき6月〜9月
  • 収穫時期:冬春まき5月〜6月 夏まき9月〜12月
  • 発芽適温:20℃〜25℃
  • 生育温度:15℃〜20℃
  • 好適土壌pH:6〜7(弱酸性)
  • 連作障害:あり(2〜3年)

ブロッコリーは地中海沿岸の野菜でブロッコリーの語源の「ブロッコ」はイタリア語で若芽や若木という意味です。

冷涼な気候をこのみますが、暑さや寒さにも割と強く、種まきは冬〜春まきと夏まきができます。

栽培のコツとしては、

冬〜春まきでは加温機やビニール温室などで苗の育成をすることと、夏まきの時は遮光ネットなどを使い苗を直射日光から守りながら育苗することです。

また、ブロッコリーは害虫がとてもつきやすい野菜です。

植え付け時に、防虫ネットや、キラキラシルバーテープ、シルバーマルチなど、上手に活用して防虫対策をしましょう。

また、効果的なコンパニオンプランツも育てることをおすすめします。

水やりや肥料は的確に、特に追肥の時期はしっかりと見極めましょう。

ブロッコリーは花芽を食べる野菜なので、収穫のタイミングの見極めは大切です。

固く締まったつぼみのうちに収穫しましょう。

わきから出る花芽も美味しいので、てっぺんの花芽を食べた後はわき芽も育てましょう。

ことさん
ことさん
てっぺんのツボミを食べてからできる、わき芽にはてっぺんのツボミ以上に栄養価があるとも言われているんですよ。
  • 冬〜春まきでは加温機やビニール温室などで苗の育成しよう。
  • 害虫がつきやすいので、防虫ネットやシルバーマルチなどの防虫対策をしよう。
  • 収穫が遅くならないよう、固くしまったつぼみのうちに収穫しよう。

ブロッコリーの栽培時期

ブロッコリーは冬から春にかけて栽培する冬まきと、夏から冬にかけて栽培する夏まきがあります。

各地域の栽培時期は次の栽培カレンダーを参考にしてください。

ブロッコリーの栽培時期カレンダー

初心者には、育てやすい夏まきをおすすめします。

でも、虫がつきやすいので防虫対策はしっかりしましょう。

防虫対策は後で説明しますね。

種まき時期

種まきは冬春まきと、夏まきがあります。

<冬春まき>

  • 冷涼地・・・3月〜4月中旬
  • 中間地・・・2月
  • 温暖地・・・2月

で、種まきが可能です。

冬まきでは、まだ寒い時期なので、保温機能のついた育苗箱や、ビニール温室を上手に使いましょう。

<夏まき>

  • 冷涼地・・・6月〜7月
  • 中間地・・・7月〜8月
  • 温暖地・・・7月〜9月中旬

で、種まきが可能です。

夏まきでは一番熱い時期になるので、遮光ネットを使い強い直射日光を防ぎましょう。

ブロッコリーの土作り・連作障害について

土作り

  1. 植え付け2週間まえに苦土石灰を1平方メートルあたり100 gまき、深さ30cmくらいよく耕します。
  2. 植え付け1週間くらいに、1平方メートルあたりに堆肥 2 kgと、化成肥料100gをよくすき込んでください。

連作障害に気をつけよう!

ブロッコリーにま連作障害があるので、2〜3年は同じ場所での栽培は避けましょう。

ブロッコリーの防虫対策

ブロッコリーには本当に害虫がよく付きます。人間が食べても美味しいものは、虫も美味しいですよね(汗)

中でも厄介なのはアブラムシと、アオムシです。

ここでは、この虫たちに有効な防虫対策を紹介していきますね。

アオムシなどの害虫には防虫ネットを使おう!

苗を植え付けたらすぐに防虫ネットをかけましょう!

また、植え付ける前には、苗に卵や虫がついていないかよく確認しておきましょう。

アブラムシ対策にはキラキラしたものが効果的!

ブロッコリーの大敵は何と言ってもアブラムシ。

収穫前についてしまうと、花芽の中で大群となってしまいます。

私もアブラムシにやられたブロッコリーをゆでて、浮いてきた大量のアブラムシに「うぎゃ〜っ!」と失神しそうになりました(笑)

そこで、アブラムシに効果的なのがキラキラしたもの!

アブラムシはキラキラしたものが苦手なのでよってこなくなります。

なので、下のような対策をしておきましょう!

  • シルバーテープを張り巡らす
  • シルバーマルチを使う
ことさん
ことさん
防虫ネットに銀色のテープが入ったものを使うと便利だよ♪ 

それでも、もしついてしまったアブラムシには、花芽ができ始める前に、牛乳を吹き付けましょう。

牛乳が乾く時にできる幕がアブラムシにまとわりついて、窒息死させるんです。

アブラムシが死んだ後は、流水で流せば大丈夫ですよ!

●防虫ネットとは?

防虫ネットは、細かい網目状に編まれたネットで、栽培している作物にトンネル状にかぶせることで、害虫の防除を行うことができます。

編み目が1ミリ以下で、銀テープの入っているものはアブラムシも防除することができ、無農薬栽培などにもおすすめです!

太陽の光や水は通すので、長期間つけておいても大丈夫ですよ。

園芸店やインターネットでも購入できます。

●シルバーマルチ

シルバーマルチは光を反射するので、アブラムシなどが逃げていく優れたシートです。

防草効果も高く、地温の温度を保つ効果もあるため、必要以上に地温をあげたくない作物にも有効です。

園芸店で購入できますが重いので、家まで届けてもらうのがおすすめです!

インターネットでも購入できます。

 

ブロッコリーに有効なコンパニオンプランツ

一緒に植えると病害虫の対策やお互いの成長を手助けする効果がある「コンパニオンプランツ」。

ブロッコリーの畝の間に一緒に植えて、病害虫の予防をしましょう!

ブロッコリーに有効なコンパニオンプランツには、下の野菜や花が効果的です。

パセリ

やはり虫対策に一番いいのはパセリです。匂いで虫が寄り付きません。

ただし、風とおしが悪くなるので、あまり大きく育てずに、小さくなるようにカットして、収穫してください。

マリーゴールド・ネギ

マリーゴールドはネコブセンチュウを防ぎます。

また、ネギはパセリと同じく、匂いで虫がよりつきません。

ただ、栽培本やネット上では、マリーゴールドやネギの混植も進めていることが多いですが、

私の経験上、風通しが悪くなったり、せっかくの防虫ネットを押し上げてしまうほど成長してしまうので、あまりおすすめしません。

ブロッコリーのおすすめな品種

ブロッゴリーは中心の花蕾(からい)というつぼみの部分を食べる野菜です。

なので、花蕾育ててを収穫するのが一般的な品種なのですが、

中には花蕾を収穫した後もわき芽がたくさん収穫できる品種や、茎ブロッコリーといった品種もあります。

初心者におすすめなのは、わき芽がたくさん収穫できる品種です!

わざわざブロッコリーをずらして栽培する必要がなく、長い間収穫を楽しめます。

おすすめ1.緑笛 わき芽がたくさんとれる!

冬、夏まきともに作りやすい品種です。

おすすめ2.ピクセル 冬・夏まき両方OK!

作りやすい早生種で、こちらも冬・夏まきともに作りやすい品種です。

おすすめ3.スティックセニョール 茎がおいしい!

こちらはちょっと変わり種、茎ブロッコリーというものです。

同じブロッコリーなんですが たくさんわき芽を収穫するタイプ。

しかも茎が美味しくて、バーニャカウダや、スティック野菜におすすめ!!

耐暑性に優れているので夏まきで育てやすい品種です。

種のまき方はポットまきがおすすめ!

ブロッコリーの種まきの時期は、まだ夏野菜が畑に残っていることが多いのです。

なので、私はいつもポットに種をまき、苗を育ててから畑が空いた頃に植付けを行っています。

  1. 7.5cmの黒ポットに深さ1cmで3〜4粒まきます。
  2. 冬春まきではビニール温室や、保温器などで加温するといいでしょう。
  3. 夏まきでは遮光ネットなどを使って、直射日光から守ってあげましょう。

●7.5cmの黒ポットとは?

7.5cmの黒ポットは、園芸店やホームセンターなどで100枚単位で販売されています。値段は150円~300円ほどです。

100枚と聞くと多く感じますが、他の作物の苗作りにも使えますし、消耗品なので買って困るものではありません。

インターネットでも買うことができますよ!

●ビニール温室とは?

ビニール温室とは、プラスチックや金属の骨組みにビニールがかけられていて、家庭菜園では苗作りの防寒対策として欠かせないものです!

これ単体では、保温効果はあまりないですが、霜よけや冷たい風に苗が直接当たらないようにするには効果的です。

保温器を一緒に使うと保温効果が高くなりますよ!

●保温器

ビニール温室に設置して温度を設定しておけば、後は自動的に温室内をその温度に温めてくれます。

●遮光ネット

暑い夏は直射日光で苗が焼けないように、かぶせて遮光します。

素材は、ポリエチレンで軽く丈夫で、水を吸うことがないので腐る心配がありません。

網目のようになっているので、すき間から光が入るので日光不足の心配もないですよ。

ブロッコリーの栽培法と育て方のポイント

種のまき方はポットまきがおすすめ!

ブロッコリーの種まきの時期は、まだ夏野菜が畑に残っていることが多いのです。

なので、私はいつもポットに種をまき、苗を育ててから畑が空いた頃に植付けを行っています。

  1. 7.5cmの黒ポットに深さ1cmで3〜4粒まきます。
  2. 冬春まきではビニール温室や、保温器などで加温するといいでしょう。
  3. 夏まきでは遮光ネットなどを使って、直射日光から守ってあげましょう。

●7.5cmの黒ポットとは?

7.5cmの黒ポットは、園芸店やホームセンターなどで100枚単位で販売されています。値段は150円~300円ほどです。

100枚と聞くと多く感じますが、他の作物の苗作りにも使えますし、消耗品なので買って困るものではありません。

インターネットでも買うことができますよ!

●ビニール温室とは?

ビニール温室とは、プラスチックや金属の骨組みにビニールがかけられていて、家庭菜園では苗作りの防寒対策として欠かせないものです!

これ単体では、保温効果はあまりないですが、霜よけや冷たい風に苗が直接当たらないようにするには効果的です。

保温器を一緒に使うと保温効果が高くなりますよ!

●保温器

ビニール温室に設置して温度を設定しておけば、後は自動的に温室内をその温度に温めてくれます。

●遮光ネット

暑い夏は直射日光で苗が焼けないように、かぶせて遮光します。

素材は、ポリエチレンで軽く丈夫で、水を吸うことがないので腐る心配がありません。

網目のようになっているので、すき間から光が入るので日光不足の心配もないですよ。

苗の育て方と植え付け適期

  1. 発芽して、1週間ほどしたら、間引きして2本にします。
  2. 本葉3枚になる頃、1本ダチにします。

本葉が4~6枚になった苗を植え付けます。

植え付け方法

  1. 定植は株間40〜50cmとして、深植えにならないよう株元が少し高くなるくらいに植え付けましょう。
  2. 植え付けたらすぐに、防虫ネットをかぶせます。

水やり

水やりは朝に行い、加湿に弱いので夕方には表面が乾いてるくらいに調節しましょう。

畑の場合は、自然の雨で大丈夫です。

土寄せと追肥

追肥は2回行います。

  • 1回目は植え付けてから2週間ほどたって根がついた頃。
  • 2回目は花ツボミが見え始めた頃。

株元に軽く一握りの化成肥料を与えて、そのつど土寄せをします。

マルチをしている場合は、マルチ穴のすき間から手を入れて肥料を上げましょう。

ブロッコリーの収穫時期と収穫方法

収穫時期

<冬春まき>
冷涼地・・・6月〜7月
中間地・・・5月〜6月上旬
温暖地・・・5月

<夏まき>
冷涼地・・・9月〜11月
中間地・・・10月〜12月
温暖地・・・11月〜12月

で、収穫が可能です。

つぼみが硬くしまっているうちに収穫しよう!

てっぺんのつぼみは全体が十分に発育し、硬く締まった塊のうちに収穫します。

つぼみの下の茎の部分を包丁で切って収穫しましょう。

わき芽も伸ばして収穫できる!

てっぺんのツボミの収穫が終わっても、たくさんわき芽が出てきます。

なので、株を抜かずにそのままわき芽を育てましょう。

わき芽も同じ様に、包丁等で蕾の下の茎の部分を切り取り収穫しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は初心者でも出来るブロッコリー(春・秋植え)の育て方、種まき・水やり・防虫など栽培のコツを紹介してきました。

防虫さえしっかり対策すれば、初心者でもかんたんにブロッコリーを栽培することができますよ。

冒頭でお話ししたとおり、ブロッコリーにはたくさんの栄養をが含まれています。

畑で栽培し、家族の健康のために毎日料理に取り入れたいですね♪

栽培のまとめ
  • 栽培のコツ・・・防虫対策をしっかりとする。
  • ブロッコリーの種まき時期・・・(冬まき)冬春まきでは2月〜3月、(夏まき)6月〜8月
  • 連作障害・・・連作障害があるので2〜3年は、同じ場所には栽培しない。
  • ブロッコリーの防虫対策・・・シルバーテープ入りの防虫ネットやパセリなどのコンパニオンプランツが効果的
  • 種まきの仕方・・・ポットに1cmくらいの穴を掘って、3〜4箇所まく。
  • 苗の育て方・・・冬から春は育成器やビニール温室を使って加温し、夏は遮光ネッ
    トなどを使って直射日光を和らげる。
  • 植付け・・・本葉2〜3枚の頃、株間40~50cmで植え付けする。
  • 追肥・・・追肥は植え付けから2週間後と、花芽ができ始めてから。
  • 水やり・・・畑は自然の雨でOK!プランター等の水やりは、朝行い夕方には表面が乾くくらいに調節する。
  • 収穫時期・・・(冬春まき)5月〜6月、(夏まき)10月〜12月
  • ブロッコリー収穫方法・・・てっぺんのツボミが全体的に発育し、硬く締まってきたら、刈り取る。そのあとはわき芽が出るので、わき芽も収穫する。