周りの野菜は、グングンそだっているのに、なんだか成長が悪いと思ったら調べてみてください。
葉が穴があいていたり、葉が丸まっていたりしていませんか?
茎を触ってみて、何となく張りがなくてスカスカしている様なら確実です。
それは、メイガの幼虫が食害を引き起こしています。
そのまま対策をせず放置していると、葉や芯そして実が食べ尽くされて野菜が枯れてしまいます。
しかし、ある6つの対策をおこなえば、メイガの被害にあわずに、初心者のあなたでも上手に美味しい野菜を作ることができますので、紹介していきますね。
そこで、メイガの野菜被害対策を
- 被害になりやすい野菜の種類
- 被害の特徴と様子
- 発生の時期と場所
- 6つの予防や対策方法とポイント
にわけて、説明していきたいと思います。
年間で約40種類の野菜を作り、家庭菜園歴12年の知識と経験から、初心者のあなたでもわかりやすく説明していきますね^^
メイガの野菜被害の特徴
メイガが発生しやすい野菜
マメ科・・・インゲン・エダマメ
ウリ科・・・キュウリ
シソ科・・・シソ
ナス科・・・ナス
セリ科・・・セロリ
ヒユ科・・・ホウレンソウ
イネ科・・・トウモロコシ
アオイ科・・・オクラ
ショウガ科・・・ショウガ
アブラナ科・・・キャベツ・ブロッコリー・コマツナ・ダイコン・ミズナ
メイガは、体長5~20mmのイモ虫です。
メイガの被害の特徴と様子
メイガの被害の特徴は、野菜の葉や芯そして実が食べられてしまうことです。
蛾の1種であるメイガの幼虫が、野菜の葉や芯そして実を食べます。
苗が幼いうちに、被害にあってしまうと枯れてしまいます。
苗が大きく育っていたら、枯れることはなくなりますが実が食べられてしまいます。
メイガが発生する時期や場所
メイガの幼虫は、4月から11月にかけて発生します。
メイガは、畑の収穫後に放置した枯れ草や落ち葉の中でさなぎの状態で冬をこします。
春になると、成虫になり野菜の葉の裏に産卵します。
成虫は、夜間とんで野菜に卵を産みますので日中では気が付きません。
野菜は、春から夏にかけてグングン成長を始めますので、被害にあうと枯れてしまいます。
メイガの6つの対策方法
メイガ対策には、6つの方法があります。
- 卵と幼虫は見つけ次第、素早く駆除。
- 適度に葉を摘んで、卵や幼虫を見つけやすくする。
- 収穫して枯れた野菜は、畑に放置しない。
- 防虫ネットをトンネル掛けする。
- トウモロコシの雄花は、授粉した摘んでしまう。
- 農薬を使用する。
メイガの成虫を野菜に寄せ付けない取り組みが必要です。
そのため、 最も有効な対策は、防虫ネットです。
対策1.卵や幼虫は見つけ次第、すぐに駆除しよう!
幼虫は見つけづらいですが、卵は葉の裏を見ればわかります。
見つけ次第、駆除しましょう。
対策2.適度に摘葉して、見つけやすい環境を作ろう!
葉が混み合っていると、卵や葉が見つけにくくなります。
不要な葉は適度に摘葉して、見通しが良くなるにしましょう。
もし、葉が被害にあっていたら、そこは葉ごと摘み取ってしまいましょう。
対策3.収穫が終わって枯れた野菜は、畑に放置しない!
メイガは、枯れた草や落ち葉でさなぎの状態で冬を越します。
つねに、畑の中はキレイにして枯れた野菜を放置しないように心がけましょう。
対策4.防虫ネットを使って被害を予防しよう!
防虫ネットをトンネル掛けして、メイガの成虫を野菜にちかづけない様にします。
野菜に取りつかなければ、卵を産みつけられることもありません。
種をまいた時や苗を植え付け時点で、すぐに設置しましょう。
このとき注意しなければいけないのが、ネットと地面にすき間をつくらないことです。
メイガの成虫や幼虫は、飛ぶだけでなく歩いても野菜に近づきます。
1番有効なのは、ネットの端を地面に埋めてしまうことです。
野菜が、防虫ネットにあたるようになったら外してください。
対策5.トウモロコシの受粉が終わった雄花は、摘み取ってしまおう!
メイガの種類によっては、トウモロコシの花粉に引き寄せられて産卵するものもいます。
受粉目的でのこす雄花以外は、先に摘み取ってしまいましょう。
花粉が出なくなった雄花も、受粉が終わったら摘んでしまいましょう。
さらに、食害からふせぐために実に台所などで使用する水切りネットをかぶせておきましょう。
対策6.農薬はSTゼンターリ顆粒水和剤がおすすめ!
メイガの駆除には「STゼンターリ顆粒水和剤」が有効です。
この農薬は、天然由来の成分を使用しているので、有機栽培も可能です。
そのほか、下記の農薬も有効です。
- プレバソンフロアブル
- オルトラン水和剤
- GFオルトラン粒剤
トウモロコシには、デナポン粒剤が効果的です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「メイガの野菜被害対策!6つの予防&駆除方法・有機成分配合の農薬も紹介」を紹介してきました。
せっかく精魂込めてつくった野菜が、メイガの被害にあうとガッカリします。
【メイガの特徴】
5~20mmのイモムシです。
幼虫が食害をおこします。
【発生の時期】
4月から11月にかけて発生します。
【被害にあう野菜】
- マメ科:インゲン・エダマメ
- ウリ科:キュウリ
- シソ科:シソ
- ナス科:ナス
- セリ科:セロリ
- ヒユ科:ホウレンソウ
- イネ科:トウモロコシ
- アオイ科:オクラ
- ショウガ科:ショウガ
- アブラナ科:キャベツ・ブロッコリー・コマツナ・ダイコン・ミズナ
【被害の特徴】
葉の茎や実を食べます。
【メイガ対策】
メイガ対策には、6つの方法があります。
- 卵と幼虫は見つけ次第、素早く駆除。
- 適度に葉を摘んで、卵や幼虫を見つけやすくする。
- 収穫して枯れた野菜は、畑に放置しない。
- 防虫ネットをトンネル掛けする。
- トウモロコシの雄花は、授粉した摘んでしまう。
- 農薬を使用する。
【おススメの対策】
種をまいた時か苗を植え付け時点で、防虫ネットをトンネル掛けする。
ネットと土の間にすき間をつくらない事が重要。
成虫を野菜に寄せ付けない対策が必要です。