病害虫の被害状況と対策方法

カブラハバチの野菜被害対策!4つの予防&駆除方法と広範囲に効果的な農薬も紹介

ハチのなかには、受粉を手伝ってくれるミツバチのような存在がいます。

一方、野菜をたべて成長する害のあるハチがいます。

それが「カブラハバチ」で、対策をおこなわずに放置していると、幼虫が葉を食べ尽くして野菜が枯れてしまいます。

しかし、ある4つの対策をおこなえば、カブラハバチの被害にあわずに、初心者のあなたでも上手に美味しい野菜を作ることができますので、紹介していきますね。

そこで、カブラハバチの野菜被害対策を

  • 被害になりやすい野菜の種類
  • 被害の特徴と様子
  • 発生の時期と場所
  • 4つの予防や対策方法とポイント

にわけて、説明していきたいと思います。

年間で約40種類の野菜を作り、家庭菜園歴12年の知識と経験から、初心者のあなたでもわかりやすく説明していきますね^^

ことさん
ことさん
ここでは、農薬をつかわずにカブラハバチを寄せつけない方法も紹介します。

カブラハバチの野菜被害の特徴

カブラハバチが発生しやすい野菜

【カブラハバチが発生しやすい野菜の特徴】

アブラナ科・・・カブ・コマツナ・ダイコン・チンゲンサイ・ハクサイ・ミズナ・ミブナ・ラディッシュ

カブラハバチの幼虫は、体長1~2cmくらいのイモ虫です。

カブラハバチの被害の特徴と様子

カブラハバチの幼虫の被害は、葉を食べられることです。

カブラハバチの成虫は、アブラナ科の野菜の葉肉のなかに卵を産みます。

孵化した幼虫は、柔らかい葉を中心に食害します。

大量発生すると、葉脈だけ残して全て食べ尽くされてしまいます。

ことさん
ことさん
見つけ次第、駆除しないと大変なことになります。

カブラハバチが発生する時期や場所

カブラハバチの幼虫は、春と秋に発生します。

期間としては、4~6月と10~11月になります。

関東地域では4回、西南暖地では6~7回発生します

カブラハバチの幼虫は、アブラナ科の野菜が大好物です。

さらに、周りの雑草地にも好物の葉がある場合は大量の幼虫が集まります。

ことさん
ことさん
大きくなればなるほど、被害の範囲がひろがりますので早期の対策が必要です。

カブラハバチの4つの対策方法

カブラハバチ対策には、4つの方法があります。

  • 早朝に探して駆除する。
  • 畑の周辺もキレイにする。
  • 防虫ネットをトンネル掛けする。
  • 農薬を使用する。

最も有効な対策は、防虫ネットです。

家庭菜園の場合、近隣に住宅がありますので農薬はおススメできません。

対策1.動きの鈍い早朝の駆除がおすすめ!

カブラハバチの幼虫は、葉や茎にいます。

日中、駆除しようとしても活発に動き回ります。

さらに捕獲しようとすると土に落ちて、隠れてしまいます。

早朝は幼虫の動きが鈍いので、水やりをかねて葉や茎を調べて駆除しましょう。

ことさん
ことさん
こまめに、葉と茎をチェックして、被害の拡大を防ぎましょう。

虫を触るのに苦手な人には、割りばしが有効です。

対策2.畑の周りの雑草も除去しよう!

雑草地には、カブラハバチの幼虫が好きな葉もあります。

畑の野菜にだけ注意していると、気が付けば周りに大量発生している場合もあります。

畑の中だけでなく、周りの雑草も除去してキレイにしましょう。

対策3.防虫ネットを使って被害を予防しよう!

防虫ネットをトンネル掛けして、カブラハバチの成虫を野菜にちかづけない様にします。

種をまいた時や苗を植え付け時点で、すぐに設置しましょう。

このとき注意しなければいけないのが、ネットと地面にすき間をつくらないことです。

カブラハバチの成虫や幼虫は、飛ぶだけでなく歩いても野菜に近づきます。

1番有効なのは、ネットの端を地面に埋めてしまうことです。

ことさん
ことさん
間引きや追肥のときに、手間がふえますがカブラハバチにやられるよりはマシです。

対策4.農薬はマラソン乳剤がおすすめ!

カブラハバチの駆除には「マラソン乳剤」が有効です。

この農薬は、散布型で広範囲の害虫に効果があります。

そのほか、下記の農薬も有効です。

  • オルトラン水和剤
  • アクセルフロアブル
ことさん
ことさん
商品によって使用量・うすめ方・使用時期がことなりますので、しっかりと説明書を読んでから使用しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「カブラハバチの野菜被害対策!予防や駆除方法・ベストな農薬も紹介」を紹介してきました。

せっかく精魂込めてつくった野菜が、カブラハバチの被害にあうとガッカリします。

ことさん
ことさん
しっかりと、対策をおこなって大事な野菜を守りましょう!
カブラハバチ対策のまとめ

【カブラハバチの特徴】
カブラハバチの卵から孵化した黒い1~2cmのイモ虫です。

【発生の時期】
春から秋にかけて2回発生します。
4月~6月と10月~11月に発生します。

【被害にあう野菜】
アブラナ科の野菜が被害にあいます。

【被害の特徴】
カブラハバチの幼虫の被害は、葉が食べられてしまうことです。
大量発生してしまうと、全ての葉が食べ尽くされてしまいます。
成長につれ、食欲が旺盛になりますので早期駆除が必要です。

【カブラハバチ対策】
カブラハバチ対策には、4つの方法があります。

  • 早朝に探して駆除する。
  • 畑の周辺もキレイにする。
  • 防虫ネットをトンネル掛けする。
  • 農薬を使用する。

【おススメの対策】
種をまいた時か苗を植え付け時点で、防虫ネットをトンネル掛けする。
ネットと土の間にすき間をつくらない事が重要。