前日なにも起きていなかったのに、一晩明けたら葉が穴だらけになっていることがあります。
日中に葉の周りを調べてみても、害虫が見当たらないということが殆どです。
それは、ヤガの幼虫のしわざです。
そのまま対策をせず放置していると、葉が食べ尽くされて野菜が枯れてしまいます。
しかし、ある3つの対策をおこなえば、ヤガの被害にあわずに、初心者のあなたでも上手に美味しい野菜を作ることができますので、紹介していきますね。
そこで、ヤガの野菜被害対策を
- 被害になりやすい野菜の種類
- 被害の特徴と様子
- 発生の時期と場所
- 3つの予防や対策方法とポイント
にわけて、説明していきたいと思います。
年間で約40種類の野菜を作り、家庭菜園歴12年の知識と経験から、初心者のあなたでもわかりやすく説明していきますね^^
ヤガの野菜被害の特徴
ヤガが発生しやすい野菜
アオイ科・・・オクラ
アブラナ科・・・キャベツ・ブロッコリー
ヒルガオ科・・・サツマイモ
セリ科・・・ニンジン
ヤガは、体長35~40mmのイモ虫です。
ヤガの被害の特徴と様子
ヤガの被害の特徴は、葉が食べられてしまうことです。
蛾の1種であるヤガの幼虫が、野菜の葉を食べます。
昼間は隠れていて、夜間に葉を食べる習性があります。
孵化してからサナギになるまで、食べ続けます。
とても食欲旺盛のため、成長にともない被害が広がります。
ヤガが発生する時期や場所
ヤガの幼虫は、春から夏にかけて発生します。
ヤガの成虫は、野菜だけではなく畑周辺の色々な場所で産卵します。
幼虫は、とても早く移動できるため夜の間に野菜に近づきます。
野菜は、春から夏にかけてグングン成長を始めますので、被害にあうと枯れてしまいます。
ヤガの3つの対策方法
ヤガ対策には、3つの方法があります。
- 幼虫は見つけ次第、素早く駆除。
- 防虫ネットをトンネル掛けする。
- 農薬を使用する。
ヤガの成虫を野菜に寄せ付けない取り組みが必要です。
そのため、 最も有効な対策は、防虫ネットです。
対策1.幼虫は見つけ次第、すぐに駆除しよう!
幼虫は大きいため、葉にとりついていれば直ぐにわかります。
見つけ次第、駆除しましょう。
ただし、昼間は隠れていて見つけにくいので注意してください。
対策2.防虫ネットを使って被害を予防しよう!
防虫ネットをトンネル掛けして、ヤガの成虫を野菜にちかづけない様にします。
野菜に取りつかなければ、卵を産みつけられることもありません。
種をまいた時や苗を植え付け時点で、すぐに設置しましょう。
このとき注意しなければいけないのが、ネットと地面にすき間をつくらないことです。
ヤガの成虫や幼虫は、飛ぶだけでなく歩いても野菜に近づきます。
1番有効なのは、ネットの端を地面に埋めてしまうことです。
野菜が、防虫ネットにあたるようになったら外してください。
対策3.農薬はSTゼンターリ顆粒水和剤がおすすめ!
ヤガの駆除には「STゼンターリ顆粒水和剤」が有効です。
この農薬は、天然由来の成分を使用しているので、有機栽培も可能です。
そのほか、下記の農薬も有効です。
- アファーム乳剤
- オルトラン水和剤
- デナポン 5%ベイト
- GFオルトラン粒剤
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「ヤガの野菜被害対策!3つの予防&駆除方法・有機成分配合の農薬も紹介」を紹介してきました。
せっかく精魂込めてつくった野菜が、ヤガの被害にあうとガッカリします。
【ヤガの特徴】
35~40mmの大きなイモムシです。
幼虫が食害をおこします。
【発生の時期】
春から夏にかけて発生します。
【被害にあう野菜】
- アオイ科:オクラ
- アブラナ科:キャベツ・ブロッコリー
- ヒルガオ科:サツマイモ
- セリ科:ニンジン
【被害の特徴】
食欲旺盛な幼虫が、葉を食べ尽くします。
【ヤガ対策】
ヤガ対策には、3つの方法があります。
- 幼虫は見つけ次第、素早く駆除。
- 防虫ネットをトンネル掛けする。
- 農薬を使用する。
【おススメの対策】
種をまいた時か苗を植え付け時点で、防虫ネットをトンネル掛けする。
ネットと土の間にすき間をつくらない事が重要。
成虫を野菜に寄せ付けない対策が必要です。