我が家では毎年、梅雨前に畑から収穫したらっきょうを使って「らっきょう漬け」をつくります。
自分で栽培したらっきょうを漬けるのは、とてもワクワクして楽しいです!
採りたてのらっきょうを漬けるので、一年中みずみずしいらっきょう漬けが食べられますよ^^
私も子供たちも大好きで、1歳の息子は瓶を抱えて「ちょうだい!」持ってきます(笑)
そんな「らっきょう漬け」の作り方ですが、下処理が大変で難しいイメージがある方も多いと思います。
でも、大丈夫!
「上手に作るポイント」させ押さえておけば、初心者のあなたでも失敗せず美味しく作ることができますよ!
今回は、畑で収穫した土のついたらっきょうをどのようにして「らっきょう漬け」にするのかを紹介していきたいと思います。
それでは、
- 材料と上手に作るポイント
- 下処理の仕方
- 漬け方
- 保存と期間
にわけて紹介していきますね^^
ぜひあなたも、自家製のらっきょう漬けにチャレンジしてみてくださいね★
らっきょう漬けを上手に作る3つのポイント
3つのポイントを押さえておけば、誰でも美味しいらっきょう漬けを作ることができますよ^^
ポイント1: 土や外皮を丁寧に取り除く
まず1つ目のポイントは、らっきょうについている土や外皮を丁寧に取り除くことです。
畑から収穫したらっきょうは、土や外皮がついています。 食べるときに残っていると見た目や食感が悪くなるので、きれいに取り除きましょう。
ポイント2:一晩塩水に浸け、アク抜きをする
2つ目のポイントは、一晩塩水に浸け、アク抜きをすることです。
また、アク抜き以外にも、 水分を出して芽の成長を止め、腐らないようにする目的もあります。
ポイント3:ビンの消毒をしっかりする
3つ目のポイントは、ビンの消毒をしっかりするということです。
消毒を怠ると、あっという間にカビが生えてしまうことも。面倒くさいですが、しっかり消毒しましょう!
では、早速作り方のレシピを見ていきましょう!
らっきょう漬けの材料と準備
材料
- らっきょう(下処理後)・・・2升(2.4kg)
- 酢・・・1升(1.8L)
- 氷砂糖・・・1kg
- 塩・・・2合
- 赤唐辛子・・・2~3本
らっきょうを漬ける容器は、酸に強い「ビン」か「ホーロー」の容器が適しています。
はじめて漬ける場合、中身の様子が見られる透明のビンがおすすめです!
その理由は、らっきょうを浸けたビンは洗っても匂いが取れず、梅の風味が損なわれるためです。
らっきょう専用のビンを一つ持っておくと良いですよ!
●らっきょう漬けにおすすめのビン
らっきょう漬けや梅干し、果実酒作りなどで昔から使われている保存ビンです。
ガラス製で少し重いですが、酸や熱にも強く熱湯消毒も可能です。
ホームセンターで一年中販売されていますが、らっきょうや梅の時期になると、スーパーでもよく見かけるようになります。
インターネットでは、おしゃれな杓子(しゃくし)が付きも販売されていますよ~
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準備
保存ビンを消毒しておきます。
本当は熱湯消毒が良いですが、保存ビンが大きいので大変でヤケドする危険があります。
その場合は、 食品用の消毒アルコールか度数の高い焼酎で消毒しましょう。
ふたを外し、ビンの内側と外側、あとふたも忘れずに消毒液をかけてください。
消毒したら、キッチンペーパーや清潔な布の上にビンを逆さまにして置き、乾燥させます。
●食品用の消毒アルコール
食品用の消毒アルコールは、お酒と同じ成分のアルコールで作られているので、口に入っても大丈夫です!
冷蔵庫に入らなかったパンやハムなどに一吹きしておけばカビが発生しにくくなります。
保存食作りだけでなく、普段の生活にも使えるので一つ持っておくと便利です。
ホームセンターやインターネットでも買うことができます。
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収穫したらっきょうの下処理の仕方
1.まずは、収穫したらっきょうの茎と根を切りそろえる
最初に、収穫したらっきょうの茎と根を切りそろえていきます。
そろえ終わったら、重さを量っておきましょう。※このブログでは、らっきょう2升(2.4kg)を基準に紹介しています。
- くっついたらっきょうの株を一つ一つ丁寧に外し、大きいサイズのらっきょうを「らっきょう漬け用」にする。
- 茎と根を切り取ります。根元は固いので、根っこだけでなく深めに切りましょう。
2.水洗い・外皮の処理をする
手間はかかりますが、とても大切な作業です!一つ一つ丁寧に作業していきましょう。
- らっきょうを大きめの容器に移し、らっきょうがヒタヒタに浸かるくらい水を入れます。
- らっきょうを、手で軽くもむように洗います。土だけでなく、外皮も一緒にむけますよ。
- 水が汚れてたら入れ替え、②を3~5回繰り返します。
- 水洗いでは、むけなかった外皮を一つ一つむいていきます。
- 最後に、ザルにあげて水気をきったら下処理の完成です。
らっきょう漬けの仕方
1.塩漬けをする
らっきょうを塩もみし、水に浸して一晩アク抜きします。
- 下処理し、水気をきったらっきょうを大きめの容器に移します。
- らっきょう2升に対し2合の塩を入れ、手で優しくもみ込むようにして、らっきょうに塩をこすり合わせます。
- 全体に塩がなじんだら、らっきょうがヒタヒタに浸かるくらいの水を入れて一晩寝かせます。
日の当たらない涼しい場所に置いておこう!
2.浸け酢(甘酢)を調合し、漬ける&漬け方のポイント
いよいよ、らっきょう漬けの最後の作業になります。
後は、赤唐辛子の量をお好みで調節してみてくださいね♪
- 一晩塩水に浸け寝かせたらっきょうをザルにあげ、水切りします。
- 消毒した保存瓶に、水切りしたらっきょうを入れます。
- らっきょう2升(2.4kg)に対し、酢1升(1.8kg)と氷砂糖1kgを入れ混ぜます。
- ふたを閉めたら、ほこりが被らないようにナイロン袋等をかぶせて、日の当たらない涼しい場所で保管してください。
- ふたがきちんと閉まらない容器の場合は、ラップをかぶせてふたをすると密封されてカビが発生しにくくなります。
- 赤唐辛子は、子供が食べる場合は切らずに1本のまま入れると辛くありません。ピリッときかせたい場合は、輪切りに切って種を取っていれましょう。
らっきょう漬けの保存と期間
保存方法・場所
らっきょう漬けの保存は、常温で大丈夫です。土間やキッチンの隅などの冷暗所に置いて保管しましょう。
冷蔵庫に入れる必要はありませんが、1年たつとシャキッと感がなくなってきます。1年以内で食べ切れそうにない場合は、残りそうな量だけ冷蔵庫に入れておきましょう。
浸けてすぐ冷蔵庫にいれると浸かりにくいので、冷蔵庫に入れる場合は浸かってから入れましょう。
保存期間
らっきょう漬けは、酢に浸けてあるので長い間保存が可能です。
ただし、1年を過ぎてくると次第にシャキシャキ感がなくなってきます。
なので、 シャッキっとした食感が好きな人は、なるべく1年以内で食べることをおすすめします!
ただ、シャキシャキ感が失われたらっきょう漬けにも、優れた使いみちがあるんですよ!
我が家では、古くなったらっきょう漬けを料理にいれて美味しく頂いています。
特に我が家の人気メニューは、「鶏の手羽元とこんにゃくのらっきょう漬け煮」です。らっきょう漬けの甘酢がお肉を柔らかくしてくれます。こんにゃくもしっかりしみて美味しいですよ~
他にも、みじん切りにして チキン南蛮や魚フライなどのタルタルソースに使ったり、らっきょう漬けと紫蘇を細かくきって醤油につけて 麺つゆなども美味しいです!
皆さんも、色々工夫して料理に入れてみてくださいね^^
まとめ
らっきょう漬けの作り方はいかがでしたか?
畑で採れたらっきょうを漬けるのは難しそうに思えるかもしれませんが、簡単だったでしょう?
<紹介してきた3つのポイント>
- 土や外皮を丁寧に取り除く。
- 一晩塩水に浸け、アク抜きをする。
- ビンの消毒をしっかりする。
この3つさえ押さえておけば、初めてらっきょう漬けを作るあなたでも失敗することはないですよ。
後は、一つ一つを丁寧に作業してくださいね^^
それでは、あなたも美味しいらっきょう漬けにチャレンジしてみましょう♪