以前、 知り合いから自家製ピーナッツを茹でたものを頂きましたが、その美味しさに衝撃を受けた私!しっとりとした食感に、噛めば噛むほど甘みが!?
お店に売られているピーナッツなんて比ではありません!!
我が家でも毎年、秋に収穫する重要作物として栽培するようになりましたよ^^
落花生の栽培と聞くと難しそうに思いますが、
種まきと収穫以外の栽培管理も少ないですし、病気や害虫にも強いので
今から、 落花生の栽培のコツを
- 栽培時期
- 苗の作り方
- 土作り
- 植え付け方
- 植え付け~収穫までの作業のポイント
にわけて説明していきたいと思います。
年間で約40種類の野菜を作り、家庭菜園歴12年の知識と経験から初心者のあなたでもわかりやすく説明していきますよ♪
ぜひ1度は、あなたも茹でピーナッツを試してみでくださいね★
落花生の栽培の特徴
栽培難易度★★☆☆☆
落花生はマメ科のブラジル原産の野菜です。 日当たりの良い場所を好み、連作障害はありますが病気や害虫に強いのが特徴です。
落花生という名前は、「花が落ちた後、そこから子房柄(しほうへい)というツルのようなものが伸びて、地中にささり莢(さや)という実をなす」という育ち方をするので名付けられました。
ぜひあなたにも、1度栽培したときに観ていただきたいものです^^
栽培方法は、種まきと収穫以外にやることは少ないので、コツさえ押さえておけば初心者でも簡単に作ることができます。
落花生に含まれる栄養素としては、 ビタミンEやマグネシウムを多く含み、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病の予防にも効果的なんですよ~
また、オレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸がたっぷりと含まれていて、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを下げる効果があり、 動脈硬化などの生活習慣病の予防に優れています。
そんな優れた落花生ですが、私が最も嬉しいのは美肌効果!
落花生の薄皮の部分に含まれているレスベラトールというポリフェノールが豊富に含まれているので、抗ガン作用やアンチエイジング効果も期待できます♪
ただ、キレイになれるからって食べ過ぎには注意しましょうね!(笑)
おすすめの食べ方はやはり、採りたてを殻ごと茹でて食べる茹でピーナッツが一番ですが、乾燥させて煎りピーナッツやバターピーナッツなど色々な食べ方が楽しめますよ!
ぜひ1度、あなたも自家製のピーナッツを味わってみてください^^
落花生の栽培時期
落花生の栽培時期は、次の栽培カレンダーを参考にしてください。

種まき時期
種まき時期は、一般的に5月の上旬~6月の上旬ですが、
- 寒冷地・・・5月中旬~6月中旬
- 温暖地・・・4月の下旬~5月下旬
と種まきが可能です。
落花生の 発芽に適した温度は20℃~30℃なので、気温が低いときはポットに種をまいて苗を植え付けましょう。
直接、畑に種をまくときは、遅霜の心配がなく気温がしっかり上昇した、5月の下旬がおすすめです!
収穫時期
一般的な収穫時期は10月中旬~11月中旬です。
霜の降りる前の晴天日に掘り上げます。 霜にあたるといた細胞が壊れ傷みやすくなるので注意しましょう!
寒冷地は霜が降りるのが早いので、収穫時期は9月下旬~10月下旬と早くなります。
また、温暖地でも早く植え付けた場合、9月の下旬から収穫可能です。
収穫が遅くなってしまうと、株を引っ張って収穫するときに、子房柄(しぼうへい)がちぎれてしまい落花生が収穫できません。
土を掘り返さないといけなくなり、大変になるので下葉が黄色くなり始めたら一度試し掘りをしてみましょう。
落花生の土作りと種まきの仕方
落花生は、遅霜の心配がなくなった頃、畑に直接種をまく「直蒔き」をします。
ただ、豆類は発芽しにくいので、初心者にはポットに種をまいて苗を育てる「ポット蒔き」がおすすめです!
土作り
- 植え付けの2週間前に、苦土石灰を1㎡あたり150gまき、深さ30cmくらいまで良く耕しておきます。
- 植え付けの1週間前には、1㎡あたり堆肥1kgと化成肥料50gをまいて土とよく混ぜておきましょう。種をまく場合も同じです。
- 幅60cm、高さ10~15cmの畝を作ります。水はけの良い畑では、畝を高く盛る必要はありません。
- 雑草が多かったり、乾燥のひどい畑では、マルチを張っておきましょう。
- 落花生は、 カルシウムが不足すると、莢(さや)だけできて実が入らないことがあるので、石灰はきちんとまいておきましょう。
- また、 チッ素肥料が多いと共生している根粒菌の働きで茎や葉だけが大きく育ってしまい、実がつきにくくなります。前作の肥料が残っているようであれば、肥料は少なめにまきましょう。
おすすめの品種
落花生を代表する品種には、 「千葉半立」「郷の香(さとのか)」「おおまさり」「ナカテユタカ」「黒落花生」があります。
品種によって豆の大きさや食感、風味などがそれぞれ違います。
ゆで落花生向きの品種、煎り落花生向きの品種があるので、ぜひ好みのタイプを探してみてください。
千葉半立
落花生の名産地である千葉県を代表する品種です。
やや小粒ですが、香ばしさとコクに甘みが強い!「落花生の王様」と呼ばれるだけありますね。
晩生品種で、10月頃から収穫できます。
郷の香(さとのか)
豆を包んでいる皮の部分が薄く、 茹でピーナッツに最適の品種です!
極早生の品種で、開花後70~75日で収穫できます。
おおまさり
普通の落花生に比べて、2倍ほども大きい豆がなる ジャンボ落花生。茹でピーナッツに最適で、ホクホクとした食感としっかりとした甘みがたまらない!
ここ数年の大人気品種です。畑に余裕がある方はぜひ作ってみてね!
ナカテユタカ
さっぱりとした味で歯ごたえが良く、茹でても炒っても美味しいです。
収穫量が多く作りやすい品種で、発芽後80日で収穫できます。
黒落花生
豆を包む薄皮が、ポリフェノールの一種のアントシアニンを含んでいて、 紫がかった黒色と珍しい品種です。
味は濃く、香ばしくて甘みもあり、茹でても炒っても美味しい!
種のまき方(ポット蒔き)
- 発芽しやすくするために、タネを一晩水に浸けておきます。
- 3号ポット(直径9cm)に、畑の土または育苗土を7分目まで入れます。
- 2粒ずつタネをまきます。このとき、タネはとがったほうを中心にして横向きに寝かせて置きます。
- タネを置いたら、3cmほど土をかぶせ手で優しく押さえます。
- タネをまき終わったら、たっぷり水をやりましょう。
セルトレイには色々なサイズがあるけれど、落花生は苗が大きく育つので、 穴の大きな25穴タイプがおすすめだよ!
安価で、ホームセンターやインターネットでも買えるよ♪
●育苗土とは?
育苗土とは、種まき専用の土で、ポットにタネをまき苗を育てるときに使います。
土の粒が細かく、通気性や保水性に優れ、堆肥を中心とした肥料が配合されています。
発芽しやすく元気な苗を育てることができますよ!
お値段は、プランター用の栽培土より高めですが、 初心者の方は育苗土を使った方が失敗が少ないのでおすすめです。
園芸店やホームセンター、インターネットで販売されています。
●3号ポットとは?
3号ポットは、園芸店やホームセンターなどで100枚単位で販売されています。値段は150円~300円ほどです。
100枚と聞くと多く感じますが、他の作物の苗作りにも使えますし、消耗品なので買って困るものではありません。
Yahoo!ショッピングでも買うことができますよ!
種のまき方(直蒔き)
- 発芽しやすくするために、タネを一晩水に浸けておきます。
- 株間30cmで、1か所2粒ずつタネをまき、3cm土をかぶせ優しく手で押さえます。タネは横向きに寝かせてまきましょう。
- タネをまいた後は、たっぷり水をやります。
- 鳥害が心配なときは、不織布(ふしょくふ)を畝にかぶせておきましょう。
●マルチ穴あけ機とは?
マルチ穴あけ機は、刃先がギザギザしていて、マルチに押し当てると丸くマルチが破り取られてキレイな植え穴ができます。
スコップで穴をあけても良いですが、植え穴が狭いと日光を遮って発芽しなかったりすることがあるので、初心者の方はマルチ穴あけ機を使うのをおすすめします!
ホームセンタやインターネットでも販売されています。
●不織布(ふしょくふ)とは?
不織布は、繊維の目が細かく防虫や保温、霜よけなどに良く使われます。
特に、 種まきから発芽するまでの間や、葉物野菜の防虫対策にとっても活躍するものなので、 持っておくと便利ですよ^^
こちらも、ホームワイドなどの園芸店や資材店、インターネットで購入できます。
落花生の栽培方法と育て方のポイント
苗の育て方と植え付け適期
- 種まき後、芽が出るまで毎日水をたっぷりやります。水の量が少ないと発芽しないことがあります。
- 発芽後、本葉が2枚になったら、2本芽が出たところは大きく元気な方を残し1本にします。
- 本葉が3枚になったら植え付け適期です。
植え付け方法
- マルチをしている場合は、マルチに穴を開け植え付けます。マルチ穴あけ機を使うと便利です。
- 株と株の間が30cmになるように、畝の真ん中に苗より少し大きめの植え穴をあけます。
- 優しくポットから苗を外し、植え穴に入れ周りの土を寄せて軽く手で押さえます。
- 植え付け後は、たっぷり水をあげておきましょう。
間引き(直蒔きの場合)
畑に直接タネをまいた場合は、間引きを行います。
- 本葉が2枚になったら、大きく元気な芽を1本ずつ残し、後はすべて抜いてしまいます。
- 1本にしたら、軽く土寄せをしておきましょう。
抜くときは、残す方の芽が一緒に抜けないよう注意しながら抜きましょう。
水やり
落花生の苗を畑に植え付けた後は、根付くまで毎日水やりをします。
急に成長しだしたら根づいた証拠なので、後は自然の雨で大丈夫です。
もし、開花前に日照りが続くようだったら、たまに水をやりましょう。
開花後は水やりは必要ありません。
追肥
花が咲き始める頃に追肥を1回行います。
落花生は、チッ素成分が多いと葉が茂ってしまい実がつかず収量が減ってしまうので、カリ成分の多い肥料を与えます。
株の周りに軽く手づかみでパラパラっとまきましょう。肥料の量の目安は、1株あたり5gです。
●カリ成分の多い肥料とは?
肥料は、植物が成長に必要な「肥料の三要素」=チッ素(N)・リン酸(P)・カリ(K)といった成分から作られています。
この三要素はそれぞれ働きが違い、 チッ素は葉の成長を、リン酸は花や実の成長、カリは根の成長を促す効果があります。
落花生は、地中にできる作物なので、カリを多く含む肥料を追肥することで実を充実させることができます。
カリ成分が多く、落花生におすすめな肥料はこの「リンカリ肥料」です。
リン酸とカリが多く含まれ、落花生の花や実の成長によく効きます。
また、チッ素が含まれていないので、葉が茂りすぎる心配はありません。
追肥専用に一つ持っておくと良いでしょう。
ホームセンターやインターネットでも購入できます。
土寄せ
土寄せを2回行います。 株周りの土を柔らかくすることで、地中に子房柄(しぼうへい)が入りやすくなり、収穫量がアップします。
マルチをしている場合は、2回目の土寄せでマルチを取り除きましょう。
- 1回目は、本葉が5枚になったくらいに行います。株の近くを軽く耕し、株にかからないように土を寄せます。
- 2回目は、花が咲き始める頃に行います。追肥のときに一緒に行うと作業が楽です。
落花生の収穫方法と保存方法
収穫方法
落花生は、タネをまいてから約5ヶ月で収穫できます。
下葉が黄色くなり始めたら収穫のサインなので、試し掘りをしてみましょう。株元の土を手で掘って、莢が膨らんでいるかを確認します。
莢に網目ができていれば、株が小さくでも収穫しましょう。
株を手で引き抜くと、莢が地中に残ってしまい収穫が大変です。 スコップ等で株の周りを囲むように掘り、最後株ごと掘り上げて収穫しましょう。
保存方法
- 掘り上げた株は、軽く土を落とします。茹でて食べる場合は、莢を外し水で洗ってその日のうちに殻ごと塩ゆでします。
- 炒って食べる場合や保存しておく場合は、株から莢を取らずに水洗いをします。
- 洗い終わったら、雨の当たらない風通しの良い場所で1ヶ月ほど乾燥させましょう。
- その後、株から莢を取り外し、密封できるジブロック等に入れ冷蔵庫で保管します。
- 酸素に触れると、ピーナッツに含まれる脂分が酸化して臭くなり、体にも良くないので、空気をしっかり抜いてから密閉しましょう。
- また、 ピーナッツは湿度に弱いので、冷蔵庫に入れるときは湿度の高い野菜室ではなく、冷蔵室に保存しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
落花生は、苗作りさえ上手にできれば病気には強いので、初心者のあなたでも簡単に栽培することができます!
後は、畑の土や肥料の配合で収量が変わってくるので、2年目からは色々試してみましょう♪
ぜひ、あなたも一度、茹でピーナッツを味わってくださいね^^
- 植え付け時期・・・一般的に5月の上旬~6月の上旬。
- ポット蒔きの仕方・・・3号ポット(9cm)に育苗土を7分目まで入れ、タネをまき3cm土をかぶせる。
- 植え付け方・・・30cm間隔に植え穴を作り植え付ける。
- 水やり・・・根付くまでしっかり水をまく。根づいたら、自然の雨でOK。
- 追肥・・・本葉が5枚のときと、花が咲き始めた頃の2回追肥を行う。
- 収穫時期・・・10月中旬~11月中旬で、下葉が黄色くなり始めたら株ごと掘り上げる。
- 保存方法・・・莢(さや)を外さず株ごと水洗いし、莢(さや)を上向きにして雨の当たらない涼しい場所で1ヶ月ほど乾かす。その後、ジブロック等に密封して冷蔵庫に保存する。